擂台上。
方平は連続して二つの一品気血丹を服用し、気血はすぐにほとんど回復した。
京武の最後の一人が台に上がるのを見て、方平はにこにこしながら言った。「逃げるな。俺の三刀で殺せなかったら、好き勝手やっていいぞ。」
劉浩明は泣きたかった。
彼は予備メンバーに過ぎず、一品頂點ではあるが、主力メンバーよりはかなり劣っていた。
以前は韓旭を3番目に、方文翔を4番目に置き、京武は5人目は出場しなくてもいいと考えていた。
しかし今はどうだ?
韓旭はかなり惨めに負け、女に強引に相討ちされ、方文翔に至っては、あわや斬殺されそうになった。
今や魔武の方平は気血を回復し、必殺技を習得している。これではどう戦えばいいのか?
ため息をつき、劉浩明は必敗を承知しながらも、この時逃げることはできなかった。
審判の合図で。
方平は即座に必殺技の斬撃を繰り出した!
劉浩明は急いで後退した!
「本当に俺の足技が君より遅いと思ってるのか!」
方平の足は空中に浮き、空気を踏みしめて追いかけた!
……
「これは?」
劉華榮は呆然としていた。陳雪艷はしばらく見た後、不確かに言った。「これは……戦闘技術の誇示?」
「うーん……君の言う通りみたいだ!」
劉華榮は完全に言葉を失った。方平はまさに戦闘技術を誇示していたのだ!
くそっ、人を追うのに足を宙に浮かせる必要があるのか?
立空境ならできるとはいえ、それも短距離だけだ。そして必要がない限り、労多くして功少なく、気血の消耗も大きい。
方平にはそんな概念が全くないようだった!
次の瞬間、空中で跳躍し、一刀を振り下ろした!
劉浩明は転がって急いで避けた。
方平は一刀で擂台の床に大きな穴を開けた!
その次の瞬間、方平は再び必殺技で斬りつけてきた。劉浩明が退くか退かないかに関係なく、台柱めがけて一刀を振るった!
「ドン」という音とともに、2本目の台柱が粉々に砕けた。
審判は顔を黒くした。この小僧は何をしているんだ?