唐峰を見たとき、方平は苦痛に満ちた表情で呟いた。「またお前か!」
魔武には指導者がいないのか?
この大ライオン、どこにでもいるのか!
魔武の指導者、六品境の者は20人くらいいるだろう?
五段の者も大勢いる!
なぜいつも大ライオンがこういうことを取り仕切るんだ!
唐峰はそれを聞いたかのように、横目で彼を一瞥し、壇上に歩み寄って口を開いた。「ここは魔武だ。1年以内に2回目の特別訓練班を編成する!
1回目は魔武の栄誉のために戦った!
2回目は人類の生存のために戦う!」
「短期間に2回も特別訓練班を編成するのは魔武の先例を開くものだが、それはまた状況がますます危機的になっていることを意味している!」
「今日特別訓練班に来た学生たちは、これから何に直面するかわかっていると思う。」
「本来なら、君たち二品武士が地下洞窟に行く番ではない。しかし今は、早めに準備せざるを得ない!」
「家国天下......軽々しい4文字だが、普段聞いても笑い飛ばすだけだろう。
しかし今この時......」
唐峰の声が突然高揚した。「今日、我々は胸を張ってこう言える。我々武士は、家のため、国のため、この天下のために戦うのだと!」
「古来より、侠の大なる者は国のため民のためにありと言われてきた!」
「しかし千年を経て、この百年の武士たちこそがこの8文字にふさわしい!」
この瞬間の唐峰は、もはや冷徹でも厳格でも非情でもなかった......
「武士は、戦うことを恐れず、必ず戦う!」
「我が武大武者は、決して戦いを恐れない。魔武創立以来、今年でちょうど50周年だ!
50年間で、魔武は宗師3人、中級武者928人、三級武道家512人を失った!」
「毎年、三級學生約10人、中級武者約20人が死亡し、15年に1人の宗師が戦死している!」
......
方平は一瞬驚いた。魔武は......3人の宗師を失ったのか?
そして、これほど多くの中級武者が死んだのか?
武士は軍隊ではない。