第217章 武士は公のために一心であるべし!

魔武の効率は、相変わらず驚異的だ。

  翌日、方平は学校からの回答を受け取った。原則として、方平の提案を承認し、単位借入システムを設置することが許可された。

  もちろん、無制限ではない。

  単位はお金がかからないが、資源には限りがある。学校は毎年、10万単位の借入限度額を設定している。

  そして10万単位は、物品価値に換算すると、30億にも達する!

  学生が設立したプラットフォームに対して、これほど高額な借入限度額を設定することに、方平も無償で済むわけではない。

  第一に、呂鳳柔と李じいさんの二人が保証人となる。

  第二に、方平に不測の事態が発生した場合、学校はプラットフォームを学校に帰属させる権利を持ち、方平の家族が継続して管理することはできない。

  第三に、毎年決算時に、損失率が5%以内であれば、学生の戦死資料を提出すれば、学校は追及しない。範囲を超えた場合は、遠方プラットフォームが責任を負う。

  第四に……

  様々な制限が学校から課された。

  帳簿の随時チェックや、単位が本当に学生に貸し出されているかどうか、方平本人が裏で操作していないかなど、魔武は監督者も派遣した。

  プラットフォームは徐々に軌道に乗り始め、以前のような単なる配送業務を行う運送会社ではなくなってきた。

  借入利息については、遠方プラットフォームが設定し、学校に報告して承認を受ける。利息は学校に帰属し、遠方プラットフォームは10%の利息管理手数料を徴収できる。

  一文も出し惜しみしないのは、魔武のやり方ではない。

  遠方に10%の利息管理手数料を与えることは、魔武からすれば大した額ではないと考えられた。

  利息については、学校はもともと学生から儲けようとは考えておらず、ただ発生する可能性のある不良債権を補填するためのものだった。これらの単位とお金は、最終的には学生の手に渡ることになる。

  ……

  魔武は10%が多くないと考えたが、方平は利息をどれくらい高く設定するべきか計算し始めた。

  日利0.05%というのは当然通用しない。魔武がそんな高い利息を方平に許すはずがない。年利に換算すると18%にも達してしまう。