第348章 本当に私が記憶喪失だと思ったの?(万万万万岁盟主様への加筆1/3)

方平は華國武道大學を軽々と打ち破り、強者たちには分かったが、一般人にはこれが理解できなかった。

皆が知っているのは、魔武の方平が本当に強すぎるということだけだった!

華國武道大學の劉世傑は、九州軍事學校の肖玉明よりもランキングが上だった。

しかし、そのような強者でも、方平の手の中で30秒も持たなかった。

一時、四級最強という称号は、すぐに方平のものとなった。

……

陽城。

方圓は喜色満面で、自分の兄があまりにも凄すぎる!

以前は方平が他人の相手にならないのではと心配していたのに、百強ランキングの強者がこんなに弱くて、あっという間に兄に叩きのめされてしまった!

「699の天賦、ほぼ満点の天賦、やっぱり凄いわ!」

方圓は羨ましく思った。方平がこんなに強いのは、天賦が高いからだ。

武道大學に入って2年も経っていないのに、今では3年生4年生も及ばない。瑞陽提督でさえ兄には及ばないと聞く。この修練速度も、天賦が高いからこそだ。

そう思うと、方圓は少し落ち込んだ。私は160の天賦しかなくて、方平とは差が大きすぎる。

この頃、彼女はネットでも調べたが、天賦の高低について語る人はいなかった。武道の天賦は確かにあるが、具体的な数値化された単位はまだ出現していなかった。

方圓は気にしなかった。他人に何が分かるというのか、武道のことは、この世界に入らなければ分からないのだ。

「はぁ、もういいわ。少しでも天賦を上げられるように頑張って、方平には及ばなくても、他人より劣りすぎないようにしないと。」

方圓はため息をつきながら、この頃は誰にもこのことを話せなかった。円平会の人たちに、彼女たちの部長の武道天賦が低いことを知られるのが怖かったからだ。

もうこれ以上考えるのはやめて、方圓はグループでの発言を続けた。自分の兄が勝ったのだから、もう一波の盛り上がりを作らなければ。

円平会も、そろそろ円平グループに変わる時期だ。

……

12月16日。

この日、華國武道大學は第一軍事學校と、京武は九州軍事學校と対戦した。

魔武はこの日休みで、南武は華師と対戦した。

方平はそもそも見に行かなかった!

劉世傑は昨日彼に重傷を負わされ、内臓には傷がなかったものの、胸部が破裂し、金身強者でもないのだから、そう早く回復するはずがない。