南江。
瑞安市郊外、蒼山支脈。
この時、周辺はすでに軍事管理下に置かれ、大勢の軍人がこの人気のない大地で忙しく動き回っていた。
ここは、将来軍事要地となる場所で、すでに南江での正式な建設が始まっていた。
大地の中央には、数十メートルの深さの穴が開いていた。
穴の底では、人の頭ほどの大きさの渦が周囲の空間を絶えず攪拌し、土砂を四方に飛び散らせ、濃密なエネルギー粒子が渦から絶え間なく湧き出ていた。
穴の上方。
張定南、劉破虜、そして他の五、六人の宗師たちが全員揃っており、皆眉をひそめ、誰も声を発しなかった。
南方鎮守使の吳川もその中にいた。
魔都では、元々駐在していた九級が戻ってしまい、南方鎮守使として、南江に九級がいない状況下で、彼が必ず駐在しなければならなかった。
しばらくして、張定南が口を開いた:「胡校長は午後には戻ってくる、軍部の周副司令も午後には到着する。九級が一人、八級が一人、七級が五人、それに六品が十数人、これが限界だ。これ以上は、通路が崩壊してしまう。」
傍らの吳川はしばらく考えてから言った:「やはり地上で全体の指揮を執った方が…」
「吳鎮守、冗談を。」
張定南は軽く笑って言った:「全ては地下洞窟にかかっている!」
吳川はもう何も言わなかった。確かに、全ては地下洞窟で決まるのだ。
張定南は言い終わると、遠くにいる一群の人々を見やり、軽くため息をついて言った:「我々は危険でも、彼らよりはましだ。六品は…入れば危険だろう。」
吳川は眉をひそめた。宗師強者は今回7人が入る。
7人全員が最初から戦闘に参加しなければならない。
宗師はこれ以上増やせず、六品強者を入れるしかない。一つには通路を守り、破壊されるのを防ぐため、もう一つは雑魚を一掃するためだ。宗師同士の戦いでは雑魚まで手が回らず、戦力が分散してしまう。一瞬で倒せたとしても、時間の無駄になる。
しかし、何もしないわけにもいかない。一度でも地下洞窟の者たちに通路を破壊されれば、彼らは地下洞窟に閉じ込められてしまう。
吳川は何も言わず、劉破虜も遠くを見やり、軽くため息をついて言った:「皆、武道の果てまで来た。生死は天命に任せるしかない。」
地下洞窟が開くたびに、六品強者が真っ先に入っていく。これらの者たちは、武道の道の果てまで来ていた。