12月27日、日曜日。
魔武はまだ休暇に入っていなかった。
この時、第二回全国武大交流戦が終わってから数日しか経っていなかったが、学生たちは名門校第一位を獲得した喜びに浸っていた。
この短い数日間に、多くの変化が起きていたことを知る人はほとんどいなかった。
多くの人々は何が起きたのか知らなかったが、27日の数件の通知と任命が下されるにつれて、学生たちは何か違いを感じ取っていた。
12月27日の午前中、魔武は数件の任命を対外的に発表した。
第一に、兵器學院副院長の李長生が正式に兵器學院院長に就任し、副学長の黃景は兵器學院院長の兼職を解かれた。
第二に、武道社部長の方平が學校委員會秘書長を兼任することになった。
第三に、呂鳳柔講師が兵器學院副院長に補充された。
この三つの人事異動に、人々は目を見張り、中には唖然とする者もいた!
李長生については、多くの人が実際には全く知らなかったが、今や彼は魔武最大最強の学院である兵器學院の院長となった。
呂鳳柔については、先輩たちはまだしも、新入生はほとんど知らなかった。
最も重要なのは方平で、彼は学生でありながら、學校委員會の秘書長になったのだ!
學校委員會とは何か?
魔武では、数名の宗師と四大院の院長たちが學校委員會を構成していたが、これまでは秘書長のポストは設けられておらず、學校委員會は実質的には形骸化していた。
いわゆる学校指導部と武道社による共同統治において、学校指導部とは學校委員會のメンバーを指す。
そして今、方平は学生の身分でありながら學校委員會に入り、まだ学生ではあるものの、学校指導部の一員と呼べる立場になった。
……
「學校委員會秘書長?」
武道社にて。
秦鳳青は目を丸くした!
こんな手があったのか?
これは……本当に権力を掌握したということか?
「これがどうした?」
秦鳳青は頭の整理が必要だと感じた。どうしてこんな状況になったのだろう?
この時、武道社に残っていた四級武道家は、張語と梁峰華の二人だけだった。
張語は秦鳳青の呆然とした表情を見て、思わず笑みを浮かべた。それが他人の不幸を喜ぶものなのか、それとも別の感情なのかは分からなかったが、「秦鳳青、今の魔武は、もう以前の魔武ではないぞ」と言った。
かつて、秦鳳青はなんと傲慢だったことか!