吳奎山は自分が調子に乗っていると感じた。
方平は彼よりもさらに調子に乗っていた。
吳奎山に蹴られた方平は、そのまま秦鳳青の大はげ頭を掴んだ。
秦鳳青は凶悪な目つきをしていた。この男は善人ではなく、今エネルギーストーンを手に入れたばかりなのに、方平がまだ彼をいじめるとは、彼は必ず反抗するだろう。
しかし、方平が百錬果を一つ彼のポケットに入れるのを見て、秦鳳青はすぐに笑顔で顔を近づけて言った:「大丈夫だよ、好きなだけ触っていいよ。そうだ、時間制にしない?一分間で一個どう?」
「くそっ!」
周りの人々は心の中で罵倒した!
骨気はどこへ行った?
殴れよ!
百錬果を投げ捨てろ、こんな施し物を受け取るなんて、恥ずかしくないのか!
「捨てろよ!」
皆は心の中で叫んでいた。捨てれば、彼らが拾って恥ずかしくないだろう。
秦鳳青はそんな人間ではなかった。冗談じゃない、一つで千単位もするんだぞ。しかも買えないものだ。バカじゃなければ捨てたりしない。
大はげ頭を触られたところで、肉が減るわけじゃない。
しかし、彼は心の中で計算していた。方平が約十数秒触った後、彼は我慢できなくなり、頭を振って方平の手を振り払った。
もっと触るなら、料金を取らないとダメだ。
方平は失笑し、もうこいつをからかうのはやめにした。横を向いて、傍らの宗師たちを見た。
冗談を言ったり怒鳴ったりしているが、これらの人々は本当にそんなに気楽なのだろうか?
数十の九品威圧が空に横たわり、一旦大戦が勃発すれば、希望城に波及し、これらの人々は退くのだろうか?
今日この場に立っている宗師強者たちは、恐らく皆必死の覚悟で来ているのだろう。
田牧が南雲月を罵ったが、南雲月は本当に戦いを恐れる派なのか?
本当に恐れているなら、来なかっただろう。
彼女は九品絕頂以下第一人者と称されているが、それがどうした?
彼女は何人の九品と戦えるのか?
三人?
それとも五人?
背後には通路があり、人類世界へと続く通路があり、数千万人の人口を抱える魔都がある。
一旦状況が変化すれば、他の人々は逃げられるが、彼らは逃げられるのか?
戦場を地下洞窟に定める!
これは人類が百年来変えることのなかった理念だ。