第482章 たとえ千万人が行こうとも我は行く

別荘から出てきて、方平は王さんに電話をかけた。

しかし封門のことを言う前に、王さんは自分が五段上級を目指して閉関修行に入るつもりで、地下洞窟が開くまでずっと出てこないだろうと言った。

これで、方平は一時的にこの話をする考えを捨てた。

現時点では、共同で封門できたとしても、それは方平にだけ利益がある。

王さんが閉関して五段上級を目指すなら、方平もこの話を持ち出すべきではない。

2年前に彼の師匠が地下洞窟に閉じ込められて以来、王金洋はずっとこのことを気にかけていた。今や開門が迫り、彼も実力を上げなければならない。方平は当然、自分を助けてほしいという話はできなかった。

しかし、王さんがこんなに早く五段上級に挑戦することに、方平はとても驚いていた。

五段上級になるには、全身の200以上の経絡を再構築する必要がある。

一日一本のペースでも、半年以上かかる。

王金洋は年明けに南武に戻り、五級中段に突破したばかりだ。それから2ヶ月も経っていないのに、もう上段に挑戦する準備を始めているなんて。

彼は李寒松のように、一日で半金身を達成したわけではない。

しかし修練に関することは、方平は通常あまり詮索しない。

誰にも秘密があり、詮索しすぎるのは良くない。

しかし...大体は推測できる。要するに、自分を傷つけ続け、不滅物質を復活させ、何度も経絡を再構築して、速度を上げているだけだろう。

……

封門のことはもう考えず、方平は天南地下洞窟に行く準備をし始めた。初めての訪問なので、準備作業を始めた。

情報収集が最も基本的なことだ。

方平は魔武、軍部、鎮星城、天南武道大學、天南總督府などから多くの資料を集め、天南地下洞窟の詳細な情報を調べ始めた。

軍部から提供された情報が最も詳細だったが、鎮星城の方では、方平は秦鳳青と蔣デブに常に連絡を取り続けるよう頼み、比較的秘密の情報もいくつか知ることができた。

……

4月中旬、吳奎山ら3人が先に出発し、天南へ向かった。

彼らは今回、軍部の召集を受けており、自由武者ではなく、軍部の作戦計画に従わなければならない。

彼ら3人が去ると、劉破虜も魔都地窟に下りた。天南地下洞窟が開くと、他の地下洞窟が隙に乗じて攻撃してくる可能性があるからだ。

黃景が魔武を守ることになり、万が一に備えた。