第496章 人探しの旅を続けよう

方平がまだ地下で穴を掘っている時、夜が明けた。

一日が過ぎた。

たった一日の間に、天南地下洞窟は天地がひっくり返るような変化を遂げた。

11の王城が、千年以上も立ち続けてきた。

二年前の大戦でさえ、薔薇城には影響が及ばなかったが、今回は一日も経たないうちに、薔薇城は灰燼に帰した。

……

崩壊した薔薇城の上空。

王冠を被った強者が全身に殺気を纏い、目の前で虚空に跪く統率者を睨みつけていた。

しばらくして、王冠の強者は冷たく言った。「お前の言うことは、巨角獣の仕業だというのか?」

「王よ、私が思うに、生命鉱區に潜入した盗賊は、必ず巨角獣と関係があります!もし巨角獣が襲来していなければ、私も生命鉱區を離れることはなかったでしょう……」

「くそっ!」

王冠の強者は怒鳴り、空間を隔てて一撃を放ち、青嵐統領を数百メートル吹き飛ばした!

青嵐統領が再び飛んで戻り跪くと、王冠の強者は怒鳴った。「誰がお前に生命鉱區を勝手に離れることを許したのだ!」

薔薇王は怒り心頭だった!

もし青嵐統領が職務を放棄していなければ、盗賊は必ずしも鉱區に潜入できなかっただろう。

彼はすでに確認していた。爆発によって鉱區は完全に破壊されていたが、残された痕跡から、今回鉱區に潜入した盗賊の実力はそれほど強くなかったことがわかった。

おそらく七級程度だろう!

もしそうなら、青嵐統領が離れていなければ、相手は必ずしも鉱區を破壊できなかっただろう。

冷たい目で青嵐統領を一瞥し、もし今薔薇城が破壊され、統領強者がほとんど失われていなければ、彼は一撃で彼を殺していただろう!

薔薇王は周囲を見回し、突然心に寂しさを感じた。

広大な薔薇城で、今や彼と守護神以外には、一人の尊者と二人の七級統領強者しか残っていなかった。

これも彼らが早く逃げたからこそ、七八級の者がまだ3人残っていた。

他の城では、以前の七八級の者たちは逃げなかったため、中には七八級の強者が全滅した城もあった。

数万の守護軍や無数の臣民に至っては、ほぼ全滅していた。

今や、崩壊した城内には、うめき声を上げ泣き叫ぶ生存者だけが残り、その生存者の中でも、六品の戰將はわずか5人だけだった。

王城は、本当に終わったのだ。

生命礦脈はなくなった!

臣民もいなくなった!