暗闇は、すぐに過ぎ去った。
夜が明けた。
今は、すでに4月30日、一行が地下洞窟に入って5日目だった。
5日間で、数え切れないほどの戦いを経て、南雲月と張衛雨というトップクラスの強者でさえも、疲労困憊し、重傷を負っていた。
遠くを見れば、薔薇城の後方にあるその都市。
そこには、今でも10人の九級が集まっていた。
七八級武者については、九級ほど多くなく、七、八人ほどだった。
南雲月は少し傷を回復させ、目を固く見開いて言った。「皆さん、ここまで来たからには、たとえ...一人か二人が倒れても、さらに数人の九級を倒さなければ目的を達成できません!」
地下洞窟にはまだ10の都市があり、今は禁地を除いて、生き残っている九級は13人。
少なくともあと3人、薔薇を含めて倒さなければならない。
そうすれば、あの巨大な鉱山を守るために、今後、天南地下洞窟では九級の活動は見られなくなるだろう。
完全に天南を平定することはできなかったが、少なくとも九級が駐留していない状況で、天南地下洞窟を守ることができる。
言い終わると、南雲月は突然吳奎山を見つめ、少し躊躇した後、口を開いた。「吳校長、あなたと白校長が力を合わせて、一人の九級を食い止めることはできますか?」
白校長とは、京武の校長で、八級頂點の強者だった。
しかし、この二人は今、非常に重傷を負っていた。
状態がまだ良好な九級に対して、二人はこの敵を阻止する過程で倒れるかもしれず、その可能性は非常に高かった。
吳奎山はわずかに頷き、隣では白髪の老人も頷いた。
ここまで来たら、一度賭けるしかない。
彼らは九級を殺すことはできないが、九級は彼らを殺すことができる。だから彼らが一人の九級を引き付けることで、別の九級強者が他の地下洞窟の九級を包囲して殺すことができる。
傍らで、呂鳳柔は目を真っ赤にし、しばらく葛藤した後、不満げに言った。「彼はすでに三人の八品を殺し、何度も九級を阻止してきたのに、あなたたちはまだ彼に死に行かせようとするのか...」
これは死に行くようなものだ!
吳奎山はここまで戦い、不滅物質をすべて使い果たしていた。
再び九級と戦えば、間違いなく死ぬだろう!
吳奎山は大声で言った。「黙れ!」