通路内。
今、通路の終わりには、軍方の人が待っていた。
南雲月たちを見ると、その人は何も言わずに、直接地下洞窟から出た!
方平はこの光景を見て、呆然としていた!
他の人は特に何も思わなかったが、秦鳳青はニヤニヤ笑って言った:「彼らは通信員がいるんだよ。」
言い換えれば、方平に自慢する機会を与えなかったということだ。
方平は彼を横目で見て、嘲笑うように言った:「俺に何の関係があるんだ?お前は俺が自慢したいと思ってるのか?冗談じゃない、俺がそんなことする必要があるか?俺は天南地下洞窟で大功を立てた…」
そう言いながら、方平は李德勇を見て言った:「李司令、後で軍部は私に…とにかく最高レベルの栄誉勲章を授与できますか?」
「問題ない!」
李德勇はすぐに承諾した!
方平はさらに言った:「全軍に、私が勲章受賞者であることを通報できますか?」
「問題ない!」
李德勇は再び頷いた。
方平は満足げに、秦鳳青を横目で見て嘲笑うように言った:「見ろよ、わかったか?」
秦鳳青は黙ったままだった!
くそっ、何も言えない。
軍方にとって、勲章を授与するだけなら、利益を与えるだけで損はなく、この件は難しくない。
方平も確かに大功を立てた。
もし勲章をもっと授与すれば、この小僧が借金を帳消しにするなら、軍方は彼に一籠の勲章を授与しても問題ない。
1600億だぞ!
考えると、李德勇たちは中央政府のために頭を悩ませ始めた。
この借金は返しにくいな。
もちろん、彼らには関係ない、彼らは戦闘だけを担当し、これらのことは彼らに頼むな。
……
地下洞窟を出ると、案の定、外の軍人たちは彼らが出てくることを知っていた。
人々が出てくるのを見ると、歓声が上がった!
出てきた!
出てきたということは、天南地下洞窟の状況が安定したということだ!
そして南雲月は巨大な妖獣の死体を持って出てきた。妖獣の死体だからこそ、妖植なら、九級の妖植は切断しない限り、完全な形では持ち出せないだろう。
「万勝!」
「万勝!」
「……」
高らかな歓声が、どんどん遠くまで伝わり、留守を任された宗師たちは、興奮して急いで周囲の谷から飛んできた。
そして…歓声も質問もなく、数人の宗師は厳粛な様子で、右手を胸に当て、高らかに言った:「人類必勝!」