第133章 江城!葉辰!台頭!(追加更新、推薦チケット求む!)

この瞬間、葉辰は完全に怒り狂った!

  堂々たる武道協會の強者がこんなことをするなんて!

  さっきまで公平だと口にしていたくせに!

  公平なわけがない!

  もし負けたのが彼で、陳寶國が手を出したら、この袁景福は出てくるだろうか?

  絶対に出てこない!

  葉辰は殺意を抱いた!

  今日この武道臺から、陳寶國だけでなく!

  袁景福も生きて離れることはできない!

  葉辰が後退したとき、臺下の蔣元禮は目を凝らした。彼はこれが葉辰を斬殺する最高の機会だと知っていた!

  彼はその時すでに代替案を考えていた。もし陳寶國が敵わなければ、彼が決定的な瞬間に不意打ちをする!

  だから観戦の位置を葉辰に限りなく近づけていた!

  今、躊躇せず、蔣元力の身体に凄まじい殺気が渦巻き、勁気を右掌に凝縮させ、一跳びで臺上に上がり、葉辰に向かって行った!

  これらすべてが電光石火の間に起こり、葉凌天と應擎は反応できなかった!

  たとえ反応できたとしても、二人の宗師を止めることは不可能だった!

  誰が武道臺で勝負がついたのに、まだ規則を破って直接手を出す者がいると想像できただろうか!

  葉辰の生死は一瞬の間にあった!

  葉辰は背後の蔣元禮を気にする余裕はなく、丹田真気を奔騰させ、目の前の袁景福に向かって一撃を放った!

  袁景福の攻撃は阻止したが、血気が上昇した!

  それだけでなく、蔣元禮の背後からの一撃が突然襲ってきた。彼には避ける機会がなかった!

  ただ生々しく耐えるしかなかった!

  「ボン!」

  彼の体はよろめき、血水を吐き出し、目には果てしない怒りが満ちていた!

  彼は体の痛みを必死に我慢し、全身を跳ね上げ、一蹴りを横に払った!

  一見単純な動作だが、極めて強力な力を生み出した!

  蔣元禮は自分の一撃の後、葉辰がまだ反撃できるとは思いもよらず、慌てて応戦するしかなかった。

  「ボン!」

  葉辰の一蹴りが蔣元禮の防御する腕に当たった!

  蔣元禮は十歩以上後退し、強烈な反震力で腕が麻痺したような感覚になった。