第137章 千里の殺人!(追加更新!推薦チケット求む!)

袁景福が死んだ!

  しかも、こんな惨たらしい形で!

  完全な遺体すら残っていない。

  誰も事態がこんな風に展開するとは思わなかった。

  袁景福はここで最強の存在だったのに!

  華夏宗師ランキング400位以内!

  江南省武道協會の副会長だぞ!

  しかし、そんな高みにいた存在が、一人の青年に踏みつぶされ、斬殺されたのだ。

  場内は異様な静けさに包まれ、全員が葉辰を見つめ、目に恐怖の色を浮かべ、思わず冷気を吸い込んだ。

  どれくらい時間が経ったかわからないが、突然、武道臺全体が震動し、一瞬にして崩壊した!

  葉辰の足元の一丈四方だけが、泰山のごとく安定していた。

  「ごくり」台下の人々は苦しそうにつばを飲み込み、その後顔を見合わせた。

  「袁師匠が死んだのか?」