舞台の上。
夏若雪は目の前の錦の箱を見て、心臓がドキドキと鳴っていた。
中に何が入っているのかわからなかったが、葉辰がそう言うからには間違いなく非常に貴重なものだろう。
「じゃあ、開けていいですか?」夏若雪は葉辰に尋ねた。
「ああ」
下の人々はもう待ちきれないほど急いでいた。彼らは夏若雪以上に錦の箱の中に一体どんな宝物が入っているのか知りたがっていた!
既に首を伸ばしている人もいて、見逃すまいとしていた。
夏ははと夏若雪の祖母も好奇心に駆られて見ていた。
錦の箱が開いた。
それは青い水晶のネックレスで、水晶の形は奇妙で、光と影の永遠の魅力を放ち、人の心を惹きつけ、照明の下で輝いていた。
遠くから見ると、まるで遠い星のようだった。
これは葉辰が以前のオークションで静かに落札したもので、誕生日に夏若雪にプレゼントするためだった。