第189章 修行レベル突破!(2回目の更新!)

電話が切れた。

  葉辰の瞳に冷たい光が宿った。相手がまた彼に面倒をかけてくるかどうか、見ものだ。

  もし目に物を見せなければ、彼のせいではない。

  葉辰は黒い石を取り出し、胡座をかいて修行状態に入った。今日こそ氣動境第三層に突破しよう。

  絶対的な力さえあれば、どんなに厄介な人や事も、一刀両断できる!

  黒い石が葉辰の周りに浮かび、以前玉の護符から吸収した霊気が狂ったように放出された!

  瞬時に、別荘全体が霊気に満ちた!

  葉辰は二粒の丹藥を飲み込み、極めて強い薬効が丹田で炸裂した!

  外界の無数の霊気が更に彼の体に押し寄せてきた!

  葉辰は九天玄陽決を運転し、金色の光が彼の周身から噴き出し、まるで遊龍のようだった!

  別荘の屋根から龍嘯が響き、その後光が葉辰の頭上に向かっていった!

  時間がゆっくりと流れ、葉辰の身に漂う気迫はますます恐ろしくなっていった。

  丹田のエネルギーが巔峰に達したとき、葉辰は怒鳴った:「破れ!」

  無数の真気が一つの束縛に向かって突進した!

  一回目、失敗!

  二回目、やはり失敗!

  葉辰の服は全て濡れそぼっていた!

  三回目、「ドドドン!」

  彼の体は大波が押し寄せるかのようで、極めて強い気息が勢いよくあらゆる束縛を突き破った!

  その束縛は瞬時に引き裂かれた!

  無数の霊気が全身を覆い、極限まで気持ちよかった!

  葉辰が目を開けると、彼の境界は確実に氣動境第三層に留まっていた!

  「想像よりも少し早かったな。」

  彼は濁気を吐き出し、すでに午前3時になっていることに気づいた。彼は外に出て、指先に風刃を凝縮して放った!

  百メートル先の巨木が、轟然と崩れ落ちた!

  「どうやら後になればなるほど、一つの小境界がもたらす向上は大きくなるようだ。」

  その後、葉辰は三階の部屋に戻り、シャワーを浴びてベッドに横たわった。

  彼は手のひらに黒い石を握り、瞬時に輪廻墓地の中に現れた。

  唯一光を放っていたあの墓碑が、すっかり姿を現していた。

  明らかに引き出せる状態になっていた。