第211章 息ができない!(推薦チケットを求む!)

孫怡は軽く赤い唇を噛み、顔中に怒りを浮かべていた。

  綺麗に言えば、共同発展。

  はっきり言えば、恥知らずな負け犬!強盗のような行為だ!

  江城では、開業日にこれほど多くの要人が来たので、当然誰も天正グループに面倒をかけようとは思わなかった!

  しかし、今は江南省だ!

  強い龍も地元の蛇には勝てない!

  天正グループの背後にある勢力を知らない者もいるだろう!

  だからこのような悪だくみをしたのだ!

  雷哲は孫怡が怒っているのを見て、すぐに立ち上がり、孫怡の前に来た。彼は手に持っていたタバコの灰を机の上に落とし、そして言った。「時勢を知る者こそ俊傑だ。」

  「お前たちのような外来者をやっつけるのは、俺様にとっては朝飯前だ!」

  その後、雷哲の視線は孫怡の体に向けられた。

  貪欲さと欲望。

  こんな美女を、ベッドに連れ込めたらさぞ気持ちいいだろう!

  「くそ、今じゃ主任もこんなに美人になったのか。孫さんは男とずいぶん寝てきたんだろうな。今夜は俺に付き合わないか?」

  雷哲は欲望に頭が冒されて、さらに手を伸ばして孫怡の胸に触ろうとした!

  孫怡の顔に嫌悪の色が浮かび、さらに手を伸ばして、平手打ちを食らわせた!

  「雷さん、その汚い手を離しなさい!」

  この平手打ちは雷哲の顔にしっかりと当たった!

  彼をすっかり茫然とさせた!

  彼は信じられない顔をしていた。江南省で誰が彼を殴る勇気があるというのか!

  もしこのことが業界の人々に知られたら、彼の雷家は笑いものになるだろう!

  「くそっ、強引にやるしかないな!この売女め、図に乗るんじゃねえ。お前はまだあの田舎にいると思ってるのか!」

  「でもお前のこの気の強さは好きだぜ。今日、俺様がお前に征服とは何かを教えてやる!」

  雷哲はすぐにジャケットを脱ぎ、孫怡に迫っていった。そして後ろにいる二人に命じた。「お前たち出ろ。ドアを見張っていろ。何か音がしても入ってくるな。俺様の楽しみを邪魔されたくないからな!」

  「はい、少爺!」

  その二人は顔を見合わせ、退出した!