葉辰は輪廻墓地の霊気がすべて黒衣の老人が持つ斬龍剣に流れ込むのを明確に感じ取った!
黒衣の老人の虛影はますます薄くなっていった。
「弟子よ、天地万物、大道三千、小道無数!私は殺戮によって道を証し、さらに剣意によって道を求めた!剣は百兵の王にして、攻めれば進み守れば退き、往かざる所なし!破天剣意には全部で三つの剣がある!それぞれの剣は大道の法則と融合し、一旦大成すれば、十分な力の支えがあれば、三剣で天を破るに足る!だからこそ破天剣意と呼ぶのだ!」
黒衣の老人は話しながら剣を舞わせた!剣意は天を衝き、その気勢は人を震え上がらせた!
「第一の剣、潛龍斬蒼穹!もし修行して大成すれば、一剣振るえば、鬼神も震動する!」
「弟子よ、次は破天剣意の第二の剣、隕落星辰!お前が大成すれば、一剣の下、山河変色し、八方を縦横する!」
「第三の剣、剣斬八荒!この一剣こそ破天剣意の精華であり、最も修行が難しい技だ。この技を大成すれば、一剣の下、八荒震裂!」
三剣齊舞い、輪廻墓地に異象が連なった。
渦巻く塵が落ち着き、輪廻墓地は静けさを取り戻した。
葉辰の視界の中で、黒衣の老人はほとんど透明になっていた。
しかし彼は相手がそうして自分を見つめているのを感じることができた。
感情は極めて複雑だった。
「葉辰よ、域心珠の霊気はすでに二つの墓碑を破っている。お前が少しでも真気を引き動かせば、その二人の大能者が一度出手してくれるだろう。だが覚えておけ、出手すれば彼らは極めて大きな代価を払うことになる。万やむを得ない時以外は、決して輪廻墓地の切り札を使ってはならない」
「お前の切り札は輪廻墓地ではなく、殺戮の道とあの血龍だ!」
葉辰は頷いた:「弟子は承知しました」
「私はこれまでお前に私の号を告げたことはなかった。今日こそ告げよう。上古時代、すべての者は私を殺戮道君と呼んでいた!お前は私、殺戮道君の弟子であり、さらに私、殺戮道君の名誉を回復する者だ!誰もお前を軽んじることはできない!」
「願わくば、そう遠くない将来、また会えることを!」
轟く雷音が輪廻墓地に響き渡り、黒衣の老人は星々の光となって完全に消え去った。
輪廻墓地には葉辰一人だけが残された。
彼は目を二つの墓碑に向けた。名前はなかったが、一筋の光が凝集していた。
彼の一念で必ず引き動かすことができる。