第339章 葉教授!(2更!)

そのとき、葉辰のポケットの携帯電話が鳴り、一目見ると項承東からの電話だった。

彼が飛行機から降りたようだ。

「葉さま、私はもうホテルに着きました」と電話の向こうから項承東の恭しい声が聞こえた。

葉辰は目を凝らし、「京城師範大學に来て会おう」と言った。

「はい」項承東は断る勇気がなかった。

電話は切れた。

葉辰はこれ以上考えず、残りの二つの陣眼に向かった。どうあれ、この陣法は破らなければならない。

爆破音が次々と響き渡った。

五分後、幽霊刑務所の石室内にいた数人の長老たちの表情は極めて険しくなった。京城師範大學の陣法が完全に破られたからだ。

彼らの一年の心血が台無しになった。

山羊ひげのおじいさんも重々しく言った。「諸位様に申し上げます。孫震が事故に遭いました。今外にいるのは一人だけです」

他の長老たちは顔を見合わせ、お互いの目に怒りの色を見た。

一体誰だ、幽霊刑務所の者を殺すとは!

一体誰だ、幽霊刑務所の基盤を断つとは!

まさに天地を怒らせる行為だ!

その中の一人、仙風道骨の老人が立ち上がり、「この陣が破壊された以上、幽霊刑務所を一年間閉鎖することを提案します!さもなければ数日後に幽霊刑務所を開くのは我々にとって極めて危険で、大きな損失を被る可能性があります」

別の長老が急いで反論した。「反対です!幽霊刑務所は数日後に必ず開かねばなりません。幽霊刑務所内の重要な囚人たちは今、極めて危険な状態です。藥盟の者が入って来なければ、必ず死んでしまいます!」

「ふん、聞きたいものだ。あの者たちの命が大事なのか、それとも幽霊刑務所の安全が大事なのか。外の者が陣を破るとは、必ず幽霊刑務所を狙っているに違いない。もしその者が殺到してきたら、その代償は誰が負えるというのだ!」

仙風道骨の老人の声は極めて冷たく、自分の意見に反対されるのを好まなかった。

そのとき、もう一人の長老が口を開いた。「お二人とも争うのはやめましょう。幽霊刑務所は開くべきときは開かねばなりません。もしあの者たちが幽霊刑務所で死んだら、華夏の勢力と宗門は必ず狂乱するでしょう。そうなれば我々にとって極めて不利です。今の最大の問題は外で陣を破った者です。