滄海平の言葉が落ちると、葉辰の周りには無数の古い符文が包まれていた。
符文は極めて強い力を帯び、異なる属性を持っていた。
金木水火土雷。
「弟子よ、霊符の道は、武道と大きく異なると言えるし、また違いがないとも言える。霊符は武道を行使する別の方法に過ぎない」
「一つの符で、多くの人を滅ぼすことができる!千里先の人も殺せる!さらにはお前の足元の華夏の大地さえも消し去ることができる!」
「今お前がすべきことは本命霊符を凝集することだ。本命霊符を凝集できれば、霊符の道に踏み入る資格があることを意味する!」
滄海平の声が響き続けるなか、葉辰を取り巻いていた無数の古い符文は全て葉辰の脳裏に入り込んでいった。
それだけでなく、一つ一つの法決も葉辰の識海に現れた。
この感覚は極めて微妙なものだった。