第398章 チャンスをやる!(2番目の更新!)

一筋一筋の剣意が空気を切り裂き、引き裂かれていく中、強大な気配が爆発的に広がった!

二人は少しも手加減せず、葉辰の急所を直接狙った!

葉辰の手にある斬龍剣から殺気が爆発し、少しも恐れを感じなかった!

彼はさらに血龍をその中に注ぎ込んだ!

意外だったのは、江海山と老婆の実力が、修練境界で言えば、なんと離合境後期に迫るほどだったことだ!

彼との差は極めて大きかった!

葉辰の剣技が強大であっても、二人のトップクラスの強者の巔峰の力の前では、疲労の色を見せ始めた。

体はさらに絶え間なく後退していった!

ついに、葉辰の手から斬龍剣が振り切られてしまった!

江海山と老婆の目に喜色が浮かび、直接葉辰の首と心臓を狙って突進した!

一度刺されれば、葉辰は必ず死ぬ!

江劍鋒の表情が変わり、葉辰を助けようとしたが、江おじいさんの側にいた一人の老人に阻まれた。

「若様、手を出してはいけません。」

江劍鋒は老人を睨みつけ、怒声で言った:「父上、二人の高手を使って葉辰一人を相手にするなんて、あまりにも卑怯ではありませんか。今なら葉辰の価値がお分かりでしょう!彼を殺せば、江家の損失です!」

江おじいさんの瞳が縮んだ。彼はもちろん葉辰の価値に気付いていた。二人に手を止めるよう命じようとした時、一声の咆哮が大地を震わせた!

「剣よ、来い!」

葉辰の手から振り切られた斬龍剣が、葉辰の手元に戻ってきた。

すると、葉辰の身から発する気配が完全に変化した!さらに目を閉じた!

江海山と老婆は様子がおかしいと感じたが、手を止めなかった!

寒光が急速に迫る!

その時、葉辰が突然目を開いた!

嗜血の気配が広がっていった!

「潛龍斬蒼穹!」

怒号が響き渡り、かすかに一条の血龍の幻影が突然飛び出し、斬龍剣はさらに幾筋もの剣の光となった。

その時、江家の陣法が光り、慌てた江姵蓉が駆け込んできた!

目の前の光景を見て、彼女の体は硬直した!

「ドン!」

葉辰が一剣を振り下ろすと、江海山と老婆の手にある剣は直接欠片となって!

さらに散り散りになっていった!

それでも、破天剣意は全く止まる気配がない!

まるで一匹の惡龍のように二人に向かって突進していった!

二人はとっくに様子がおかしいと気付いていたが、阻止しようとした時にはもう遅かった!