第468章 観光ではない!(5更!)

……

プライベートジェットが約一時間後に離陸するため、葉辰は師範大學の教職員寮に一度戻った。

アパートの玄関は修理されており、鍵は元のままだった。

葉辰は満足げに、包新河に電話をかけたが、包新河はすでに香江にいることがわかった。

どうやらこいつは包家の老祖を迎えに先に行ったようだ。

葉辰は諦めて、部屋の中を整理し、ドアを閉めて出発の準備をした。

向こうから戻ってきたら、母親と孫怡、そして夏若雪を新しい葉家に迎え入れ、護族の陣法を設置し、全員に葉家が正式に設立されたことを告げるつもりだった。

玄関を閉めたとたん、魏穎の部屋のドアが開いた。

次の瞬間、葉辰は魏穎がスーツケースを引いて出てくるのを見た。

意外なことに、魏穎は服装を変えており、九分丈のジーンズと白いシフォンのシャツで、彼女の曲線美が存分に引き立てられていた。