江道山、どれくらいの時間が経ったのか分からないが、雷劫はようやく消えていった。
すべてが静けさを取り戻した。
古廣場の中で、全身が真っ黒になった青年が目を開いた。彼の眼差しは極めて冷たかった!
体からは悠久の気配が漂っていた。
それこそが葉辰だった!
今の彼は本命霊符の中に強大なエネルギーが満ちているのを明確に感じることができ、まるですべてを打ち破れるかのようだった!
このような恐ろしい雷劫を霊符の道で戰技として凝縮すれば、その威力は驚異的なものになるだろう!
崑崙虛でさえ、かなり優れた切り札と言えるほどだ!
葉辰は立ち上がり、ボロボロになった服や真っ黒になった体など気にもせずにいた。
「天を焼く掌!!」
冷たく一声叫ぶと、葉辰は一歩踏み出した。
火炎が全身を覆い、虚空に掌が形成され、直ちに爆発した!