「落劍宗宗主?彼が来たところで何になる!私は言った、お前は始まりに過ぎないと!落劍宗が報復したいなら?どうぞ来るがいい!」
陳天黎から教わった劍技は、あまりにも強力だった!相手に息つく暇さえ与えない!
これが今の自分の戦闘力だ!
確かにこの程度の実力は崑崙虛にはまだ多くいるが!
少なくとも今日以降、彼が再び崑崙虛を踏むとき、五年前のような惨めな姿にはならないだろう!
あの五年間、彼が崑崙虛でどれほど屈辱を味わったか、誰も知らない!
復讐に燃える心!彼は多くを耐え忍んできた!
すべての宗門からの拒絶と軽蔑が、彼の脳裏に鮮明に残っている!
凡人の根を持つ者は修行する資格がないというのか?
彼は凡人の根を持つ者がいかに逆境を乗り越えるか、皆に見せてやるつもりだ!
落劍宗については?
葉辰は恐れるものなど何もない!
自分は蘇明武を見逃したが、落劍宗が自分を見逃すだろうか?
いや!
双方の恨みは、もはや解消できないのなら、なぜ誇り高き頭を下げる必要があろう!
落劍宗が来るなら来るがいい!葉辰は待っている!
「殺せ!」
そう考えると、葉辰の目の中の冷たい光がさらに強まった。
葉辰の全力の発動の下、霊符は狂ったように咆哮した。
「ブシュッ!」
蘇明武の両腕が血霧と化した!
「あああ……」
蘇明武は恐怖に震えた。
しかしそれで終わりではなかった。
蘇明武の爆裂した両腕から、霊符は勢いよく進んだ。
「葉辰、助けてくれ、頼む……」
悲鳴は突然途切れた。
崑崙山の山頂に残ったのは、唸る風の音と、天地に漂う血霧だけだった。
「収!」
この瞬間、葉辰は手首を振り、霊符を回収し、肉塊と化した蘇明武を見つめながら、唇に冷笑を浮かべた。
「蘇明武は死んだ!次は、お前たちの番だ。」
葉辰の視線は血盟の方向へと向けられた。
蘇明武はただの始まりに過ぎない。
今日こそ、彼葉辰の崑崙虛虐殺の道の始まりだ!
落劍宗と血盟が遊びたいなら?彼は最後まで付き合おう!
輪廻墓地を手にした葉辰に、何を恐れることがあろうか?
結局誰がハンターで、誰が獲物なのか?
それは最後の瞬間までわからない。
この瞬間、葉辰の眼差しは凍りついたようだった。
崑崙山の山頂全体が、死のような静寂に包まれた。
潘國華の災いを喜ぶような表情は完全に変わった。