「小僧、血盟に逆らうことがどれほどの罪か知っているのか!凝魂臺にこれだけの人が見ている中、お前がまた手を出せば、血盟は必ずお前を狂ったように追い詰めるぞ!」
まるで大きな衝撃を受けたかのように、葉辰に近づいていた血盟弟子は狂気に陥った。
この男を見つめながら、全身から気勢が爆発する中、葉辰は一歩踏み出し、真気を声に乗せた!
朗々たる声が、完全に響き渡った!
「血盟だと?俺は本当に怖くなどないぞ!逆らったなら逆らったまでだ!覚えておけ、俺の名は葉弒天だ!」
「今日から、俺、葉弒天は血盟の者を見かけるたびに一人ずつ殺していく!」
「血盟の者を皆殺しにするまでな!」
「血盟を崑崙虛の中で滅ぼしてやる!」
冷たい言葉が響き渡った!
それは全ての人々を震撼させた!
もちろん葉弒天という名前は葉辰が適当につけたものだ。とにかく少し威厳があると感じたので、一時的に使うことにした。
今は変装しているので、当然葉辰としての身分を明かすわけにはいかない。そうでなければ都の葉家や華夏全体にとって脅威となるだろう!
今日からは、葉弒天の伝説を易寶閣に広めよう!
凝魂臺全体に葉辰の声が響き渡った。
この瞬間、静寂は極限に達した。
その場にいた全ての人々は、このような大言壮語を聞いたことがなかった!
それも三日前までは真元境に過ぎなかった若者の口から出たものだ!
真元境の者が血盟全体に挑戦するだと?
もし崑崙虛のあの人々が聞いたら、絶対に冷笑し、「身の程知らず」と言うだろう!
しかし、この瞬間、凝魂臺にいる大半の人々は何故か信じ始めていた!
なぜなら葉辰が爆発させた実力が彼らを信じさせたからだ。
静寂の後、どよめきが広がった。
「なるほど、この者の名は葉弒天か!崑崙虛にこのような強者がいたのか?」
「弒天、この男は天さえも殺そうとする勢いだ。血盟を恐れるはずがない!」
「葉弒天という名前はあまりにも威厳がありすぎるな。この若者の並外れた天賦の才と合わせて、早死にしなければ、十年以内に必ず崑崙虛を震わせるだろう!」
「この葉弒天の天賦の才と比べられるのは、おそらく紀家の紀思清だけだろう……」
全ての人々はその青年の姿をしっかりと記憶に刻んだ!
さらに葉弒天という三文字を心の奥底に刻み込んだ!