「お前が華夏から来ようが、崑崙虛のどこかの宗門から来ようが、ひざまずいて臣従せよ。さもなくば、お前をこの世から消し去ってやる!」
「今日は私がいる。扇おじいさんに手を出す資格などない!」
強大な気配が席巻した!
超凡境の極致、さらには半步入聖境の莊步凡がついに動いた!
無限の威厳が広がっていく!
皆が息を殺した!
まるで恐れているかのようだ!
もともと手を出そうとしていた紀家の老人も動かなくなった。
本来なら葉辰の天賦の才と剣道の意を見て、彼は手を差し伸べて葉辰を引き入れ、顔を立ててやるつもりだった。
しかし今や莊步凡が自ら立ち上がり、事態は深刻になった。
問題は易寶總閣にまで発展したのだ!
葉辰は冷笑した。「私が殺したいと思う者を、誰も止められたことはない。あの老人の最期がその証拠だ。お前が止めようというのか?本当にその資格があるとでも?」
言葉が落ちると同時に、葉辰は殺気を放った。
易寶閣で手に入れた霊剣が突如現れた!
直接射出された!
躊躇いなく!
この剣は本来母親の江姵蓉に贈るつもりだったが、今となっては易寶閣の面目を潰すために使おう!
「シュッ!」
無数の雷電が霊剣に絡みついた。
さらに葉辰は指で印を結び、一滴の精血と符文を霊剣に刻んだ。
霊剣は瞬く間に無数の虛影となった!
見分けがつかない!
莊步凡の表情が変わり、急いで霊剣の虛影を阻止しようとした!
しかし虛影があまりにも多く、密集していた!
彼は大部分を阻止したが!
それでも無駄だった!
霊符の道を、彼が見破れるだろうか?
「ブシュッ!」
霊剣は直接扇おじいさんの心臓を貫いた。
血が飛び散った。
扇おじいさんは目を見開いた。莊步凡が出手したにもかかわらず、自分が死ぬとは思いもよらなかった。
重要なのは、この葉弒天の手にかかって死ぬということだ!
彼は納得がいかなかった!
口から大量の血を吐き出し、生機が急速に失われていった。
最後には、血溜まりの中に倒れた。
「莊步凡、私が殺したいと思う者を、今、お前に止める資格があると思うか?」
「それに、私は血風華を連れて行く。もしお前が私の気に障るようなことをすれば、お前も斬り殺すことになるだろう。」
冷たい言葉が落ちた。
易寶閣に少しの情けも与えなかった。
「パンパン……」