第592章 強がって(四更)

「お前が華夏から来ようが、崑崙虛のどこかの宗門から来ようが、ひざまずいて臣従せよ。さもなくば、お前をこの世から消し去ってやる!」

「今日は私がいる。扇おじいさんに手を出す資格などない!」

強大な気配が席巻した!

超凡境の極致、さらには半步入聖境の莊步凡がついに動いた!

無限の威厳が広がっていく!

皆が息を殺した!

まるで恐れているかのようだ!

もともと手を出そうとしていた紀家の老人も動かなくなった。

本来なら葉辰の天賦の才と剣道の意を見て、彼は手を差し伸べて葉辰を引き入れ、顔を立ててやるつもりだった。

しかし今や莊步凡が自ら立ち上がり、事態は深刻になった。

問題は易寶總閣にまで発展したのだ!

葉辰は冷笑した。「私が殺したいと思う者を、誰も止められたことはない。あの老人の最期がその証拠だ。お前が止めようというのか?本当にその資格があるとでも?」

言葉が落ちると同時に、葉辰は殺気を放った。

易寶閣で手に入れた霊剣が突如現れた!

直接射出された!

躊躇いなく!

この剣は本来母親の江姵蓉に贈るつもりだったが、今となっては易寶閣の面目を潰すために使おう!

「シュッ!」

無数の雷電が霊剣に絡みついた。

さらに葉辰は指で印を結び、一滴の精血と符文を霊剣に刻んだ。

霊剣は瞬く間に無数の虛影となった!

見分けがつかない!

莊步凡の表情が変わり、急いで霊剣の虛影を阻止しようとした!

しかし虛影があまりにも多く、密集していた!

彼は大部分を阻止したが!

それでも無駄だった!

霊符の道を、彼が見破れるだろうか?

「ブシュッ!」

霊剣は直接扇おじいさんの心臓を貫いた。

血が飛び散った。

扇おじいさんは目を見開いた。莊步凡が出手したにもかかわらず、自分が死ぬとは思いもよらなかった。

重要なのは、この葉弒天の手にかかって死ぬということだ!

彼は納得がいかなかった!

口から大量の血を吐き出し、生機が急速に失われていった。

最後には、血溜まりの中に倒れた。

「莊步凡、私が殺したいと思う者を、今、お前に止める資格があると思うか?」

「それに、私は血風華を連れて行く。もしお前が私の気に障るようなことをすれば、お前も斬り殺すことになるだろう。」

冷たい言葉が落ちた。

易寶閣に少しの情けも与えなかった。

「パンパン……」