第161章 淇淇、お前は俺のものだ…

昭ちゃんは口を開けて笑った。「大丈夫だよ、時間が経てば自然と許せるようになるよ」

擎ちゃんは昭ちゃんの顔の笑顔を見て、もう何も言わず、口角を上げて一緒に車に乗った。

道中、陸厲沉の口角はずっと笑みを浮かべていた。後部座席の二人の子供たちも同様に喜んでいた。

ただ葉淇だけが暗い表情で、ずっと窓の外を見ていた。

1時間後、車は陸家の中庭に停まった。

二人の子供たちが車から降りて、葉淇の手を引いて大広間に入り、急いで自分たちのおもちゃを紹介し始めた。

「ママ、これ見て、パパが買ってくれたんだ。レゴだよ、とっても面白いんだ」昭ちゃんは自慢げに自分が組み立てたレゴを持ち上げて葉淇に見せた。

隣の擎ちゃんも急いで自分のおもちゃを取り出した。「ママ、一緒に遊ぼう」

昭ちゃんは何度もうなずいた。「そうだよ、一緒に遊ぼう」