第410章 蘇沫の正体がついにバレる

蘇夫人は本当に失望していた。

その場で叱りつけただけでなく、蘇沫にこう言い渡した。「この家から出て行きなさい。もう二度と戻ってこないで!私の前に姿を見せないで!」

蘇沫は泣いた。「お母様、私もあなたの娘じゃないですか!」

蘇夫人は冷たい表情で言った。「私の娘は倩倩だけよ!」

「これまであなたのことは、育ててきた情けで見逃してきた。あなたの母親が当時、私の娘と取り替えたことも咎めなかった。」

「でもあなたは母親と同じように邪悪な人間だったのね!今では南敘の命を奪おうとするなんて、もう蘇家であなたを置いておくわけにはいかないわ!」

蘇沫は蘇夫人の服を掴んで、懇願しようとした。

しかし蘇夫人はもう機会を与えず、冷たく言い放った。「荷物をまとめて、すぐに出て行きなさい!傷害罪で警察に通報しないだけでも、最大限の情けよ!」