第447章 屍毒に中る

彼はそれが本当だと分かっていた！

今や彼は確かに王陵の別世界への入り口を開いた。中に入りさえすれば、そこにある全てのものを手に入れることができる……

ハハハ！……

葉軒は心の中で狂ったように興奮していた。

彼の口元が歪み、頬にも笑みが浮かんだ。

しかしその時！

異常に不快な、煙を伴う気体が、開かれた門の穴から溢れ出てきた。

葉軒は本能的に後退した。

後退する間もなく、煙に包まれてしまった葉軒の部下たちは、まるで中毒したかのようだった！その場に立ち尽くし、全身の筋肉が歪むように、全身が痛みで苦しんでいた。

そうして苦しみもがいていた。

そして次々と息絶え、死んでいった！

この光景を目にしても、葉軒はそれほど驚かなかった。

別世界に入り、常人をはるかに超える超凡な能力と不老不死の技能を手に入れることが、どうして簡単なことであろうか？

必ず多くの死傷者が出るはずだ！

葉軒はそういった可能性を予測し、万全の準備を整えていた。

彼は後退した後、すぐにスイッチを押した。

すると、王陵の内部全体が赤い光線で満たされた。

これは葉軒が事前に設置させた殺菌照明灯だ！この光で、今まさに漏れ出している有毒ガスを消せることを願った。

もしそれが効かなければ、まだ次の手がある！

葉軒は続けて素早く二つ目のスイッチを入れた。

殺菌照明灯の他に、彼は事前に王陵内に換気扇を設置させており、これらの有毒ガスを排出することができた。

照明灯と換気扇の組み合わせは、確かに効果があった。

有毒ガスはもはや広がることなく、換気扇によって吸い出され、さらに照明灯によって一部が消されていった。

しかし既に中毒した者たちは！

まだ死んでいない者たちが、もがきながら、ゾンビのように攻撃を始めた！

彼らの目は血走り、完全に理性を失っていた。

まるで痛みを全く感じないかのようで、しかも異常なほどの怪力を持っていた。

葉軒は命令した、「殺せ！」

「はっ！」

中毒していない部下たちはすぐに発砲を始め、既に中毒し、今や完全に毒物の怪物と化した者たちを全て殺そうとした！

急所に撃ち込めば、既に怪物と化した部下たちの命を即座に奪うことができた。

急所を外せば、彼らは痛みを感じず、ただ激怒して、より激しく無差別に攻撃し殺戮を行うだけだった！

「バンバンバン！」