強大な時の力の下では、世の中のあらゆるものが減価償却される。
宇宙から人と人との間の感情まで。
親愛、友情、恋愛、すべてが減価償却される……
しかし席牧白は今、減価償却されない魂を見た。
夏星河が生きている限り、彼女の魂は永遠に輝き、まばゆい宝石のようだ。
それは彼が人生で出会った最も貴重なもので、半生をかけて探し求めた、最も切望したものだった……
たとえ夏星河のその魂が彼のものではなくても、守りたいと思った。彼の人生すべてをかけて守りたいと。
この人生で、無数の魂の中で、彼は彼女の魂だけを選んだ。
永遠に変わることはない!
他の人々も、夏星河の光り輝く魂を見たようで、なぜか彼女がとても美しく感じられた。
席の母さえも、夏星河がこんなにも美しいことに気づいた……
楚天心だけが、嫉妬で狂いそうだった。
席牧白が夏星河を見る目が何を意味するか、彼女にはよくわかった。
彼は夏星河が好きだ、彼は彼女を愛している!
しかも非常に非常に愛している!
彼がこれほどまでに彼女を愛しているなんて、これは彼女が一生求めても得られなかったものだ。
席牧白の夏星河への愛は、楚天心の心の中の嫉妬と憎しみを狂ったように成長させた。
彼女の心の中の悪魔が、ついに再び解き放たれた……
長い間計画していた殺人計画も、ついに急ぐべき時が来た。
夏星河、お前は死ななければならない、私を恨まないで!
楚天心は夏星河を悪意に満ちた目で見つめ、目の奥に毒々しい殺意が光った。
彼女の冷たい視線に気づいたかのように、夏星河はさらりと楚天心を見やり、そして説明を終えた。「問題はここにあります。信じられないなら、後で誰かに調べてもらえば、私の言ったことが正しいかどうかわかるでしょう。さらに、各デザインの原理も説明できます。もちろん、より詳細な設計図も持っています。」
「調べる必要はない、私は君を信じる!」席おじいさまが突然断固として言った。「これらのデザインがすべて君のものだと信じる。さっきは君を疑って申し訳なかった。」
「おじいさま——」雲若冰は驚いて叫んだ。「そんなに簡単に彼女を信じるんですか?私は彼女のデザインを盗んでいません、本当に……」