そして監視カメラの映像は数カ所の固定点に留まったままだった。
それだけでなく、夏星河は監視カメラを操作している人物の技術が未熟で、監視の仕方もよく分かっていないことが感じ取れた。そのため、重要な場所だけを監視していた。
今は外に出ているほどで、監視室は今は役に立たないと思っているのだろう。
しかし夏星河にとっては、とても有用だった。
幸いにもこの基地では至る所に監視カメラが設置されており、夏星河はすぐに欲しいものを見つけることができた。
「これは...武器庫?」黎亞は画面を見つめ、驚いて声を上げた。
夏星河は頷いた。「その通り、あなたたちにはきっと役立つはずよ」
黎亞は興奮を抑えながら言った。「本当に役立つわ。中の武器はなかなかのものだし、爆弾もあるかもしれない。今すぐ武器庫に行くわ!」