第444章 10億を両替したい!

店員の態度もとても良く、「お客様、どのくらいの金塊に両替なさいますか?十万を超える場合は、少しお得になりますが」

山禾は夏星河の方を見た。

彼も両替する金額がわからなかった。

「百万ならどうですか?」夏星河は店員に尋ねた。

店員は一瞬驚いたが、丁寧に答えた。「その場合はさらにお得になります。例えば百万なら、六十万相当の金塊に両替できます」

「千万ならどうですか?」夏星河はさらに尋ねた。

「七百万相当の金塊になると思います」

「一億ならどうですか?」

店員は驚いて目を見開いた。「一億を両替なさるんですか?」

まさかそんなはずはない、彼らにそんなに大金があるはずがない。

「ただ聞いてみただけです」山禾は慌てて説明した。彼も夏星河がそんな大金を両替できるとは思っていなかった。