第202章 私たちが稼ぐ一銭一銭はすべて清廉潔白だ

考えただけでも疲れる。

  俞晚晚:「……」

  プロジェクト部全体が騒がしくなった。

  仕事の合間には俞晚晚と彼女のヒモ夫の話題で持ちきりだった。

  俞晚晚はモップを洗い終え、仕事に戻ると、携帯の画面が明るくなり、グループメッセージで彼女が呼ばれていた。

  開くと、プロジェクトチームの作業グループで、管新蕾が彼女を呼んでいた。「俞晚晚、そのヒモ夫の名前を教えてよ。今夜みんなで募金して月の光に行って見てみようよ」

  こいつは本当にうるさい。

  彼女は返信した:「あなたたち全員の月給を合わせても、彼の1時間分にも足りないわよ」

  このグループの平均給与は1万元。

  合わせて15、6万元くらいだろう。蘇言深のお茶を飲む10分間も買えないだろう。

  嘲笑されて、管新蕾の態度が悪くなった。「何を自慢してるの?ヒモをしているくせに優越感を感じてるの?私たちの給料は低いかもしれないけど、一銭一厘まで清く正しく稼いでるわ」

  同意する人もいた:「そうだよ、私たちは皆高学歴で、教育を受けた人間だ」

  「あなたの夫がヒモをしているなんて、Aから始まる病気にかかってないか知らないけど、会社に来る前に健康診断受けたの?」

  俞晚晚は無視しようと携帯を脇に置いたが、画面をロックしなかった。

  自動的に画面が暗くなろうとしたとき、グループに新しいメッセージが来た。彼女はちらっと見て、「蘇社長」という二文字を見た。

  この二文字は田部長が送ったものだった。

  蘇社長って何?俞晚晚は顔を上げ、前後を見回したが、蘇言深の姿は見当たらなかった。虚騒ぎだったと安堵のため息をついた。

  携帯の画面を再び見ると、見覚えのあるアイコンとニックネームが発言していた:「このグループの人間は皆暇なようだな。今日発言した者は全員クビだ」

  俞晚晚:「……」

  彼はいつグループに入ったの?

  たった今?それともそれよりも前?

  彼女は急いでメッセージを遡り、管新蕾たちが彼女の「ヒモ夫」を嘲笑していたメッセージを見直した。思わず「プッ」と吹き出してしまった。

  すぐに口を押さえて抑えた。