奇妙だと言われるのは、建築者の四本の腕がそれぞれ太くて長い合金パイプを持ち、まるで剣のように振り回していたからで、人間が剣術の練習をしているかのように見えた。
しかし、建築者自体が重すぎて四本の腕を持っているため、その動きは非常に奇妙に見えた。
羅向陽はそれを見て少し驚いた。建築者をこのレベルまで操縦できるということは、実際の有効操作速度は進化者のレベルに達していなければできないことだった。
「学校のどの先生かコーチが建築者を操縦しているのかな?」羅向陽は生徒のことは考えなかった。この操作速度は速いとは言えないものの、未進化者にはほぼ不可能だからだ。
しばらく見ていると、羅向陽は手が痒くなってきた。彼は軍隊にいた時は重型裝甲兵で、重型裝甲を格闘戦甲として使うことは珍しくなかった。
ただ、学校に来てからは、一つには重型裝甲が使えないこと、二つには重型裝甲を操縦できる人が本当に少なかったため、やりたくても相手がいなかった。
今、重型裝甲を格闘戦甲として使う人を見て、すぐに血が騒ぎ始めた。
もう一台の運び屋RSが停まっているのを見て、羅向陽は直接走り寄り、コックピットに入り、コーチ権限を使って運び屋RSを起動させた。
韓森は建築者の操縦練習をしていた。この機体が通常の格闘戦甲に最も近いため、普段はこの機体で練習することが多かった。
突然、韓森はホログラム映像で、冷たい光が自分に向かって襲いかかってくるのを見た。長年の訓練で培った反応で、韓森はほとんど考えることなく建築者を操作し、手に持っていた合金パイプでその冷たい光を防いだ。
ガン!
激しい金属の衝突音が響き、韓森はようやく攻撃してきたのが運び屋RSだと気づいた。七、八メートルの多機能レンチで彼を攻撃してきたのだ。
運び屋RSのもう一方の腕も切断機を起動させ、彼に向かって激しく振り下ろしてきた。
韓森は運び屋RSを誰が操縦しているのか考える暇もなく、急いでもう一方の腕の合金パイプを振り上げて防御した。
しかし運び屋RSの切断機はすぐに合金パイプを切断し、恐ろしい巨大な鋸歯の切断刃が高速回転しながら建築者の本体に向かって切り込んできた。
韓森は大いに驚き、両手の速度を限界まで上げ、必死に建築者を斜め後ろに一歩下がらせ、運び屋RSの切断機の攻撃を避けた。