第184章 探り合い

皇甫瓶晴は黃金砂蟲王が地面に散らばった死体を飲み込んでいくのを目の当たりにし、まるで底なしの穴のようで、体も一回り大きくなっていくのを見て、顔に驚きの色を隠せなかった。

  「韓さん、これは神血級のペット獣魂なのですか?」皇甫瓶晴は韓森を見て驚いて尋ねた。

  「神血級のペット獣魂です。でも、あまり役に立たないんです。ただの無用な食いしん坊にすぎません」韓森は笑って言った。

  黃金砂蟲王は彼と王萌萌が一緒にいた時に手に入れたもので、隠す必要はなかった。そして、みんなペット型獣魂は育てるのが難しいことを知っていて、神血級のペットはさらに難しいので、韓森は通常、黃金砂蟲王が食事する機会を逃すことはなかった。

  「韓さんは本当に驚きですね。神血級のペットまで手に入れられるなんて。私はずっと欲しかったのですが、残念ながらまだ手に入れられていません。もし韓さんがこの獣魂を譲ってくださるなら、価格の面では必ず韓さんを満足させますよ」皇甫瓶晴は予想外のことを言った。

  韓森がまだ答える前に、傍にいた汪東凌が我慢できずに言った。「瓶晴、君はこんな獣魂を何に使うつもりなんだ?神血級のペット獣魂は、成功して変態するまで育てるのは不可能だよ。大量の神血級血肉がなければ、普通の血肉だけでは育て上げるのは不可能だ」

  韓森は心の中で密かに笑った。「この汪東凌はやはり愚か者だ。皇甫晴瓶があんな風に話すのは、明らかに私を試しているだけで、本当に黃金砂蟲王を買うつもりなどないのだ」

  皇甫晴瓶は汪東凌の言葉を聞いて、笑いながら言った。「ただ好きなだけよ。韓さんは譲ってくださる気はありますか?」

  韓森はさらりと笑って言った。「皇甫さんがお好きなら、私ももちろん譲る気はあります。ただし、この黃金砂蟲王は、私もある程度の労力をかけて長い間育ててきたので、価格の面ではやはり高くなります。できれば物々交換で、神血の獣魂と神血の獣魂の交換はいかがでしょうか?」

  皇甫瓶晴はそれを聞いて考え込んだ。「神血の獣魂は私も不足しています。現金で購入することはできないでしょうか。このペット獣魂に1億を出す用意があります」