皇甫瓶晴は姿勢を正し、しばらく考えてから言った。「原則として、この2つの神血の獣魂は必ずオークションで競売にかけなければなりません。しかし、韓こうはいがどうしても欲しいというのなら、前もって持っていくこともできます。ただし、価格に関しては当社の見積もり価格で取引するしかありません。これについては、先輩の私にもあまり良い方法がありません。結局のところ、これは私一人の商売ではないし、会社も私一人のものではありませんから」
「いくらですか?」韓森はもう一度尋ねた。
皇甫瓶晴は素早く通信機を開き、価格表を呼び出して、韓森の目の前に表示した。それは今回のオークションで競売にかけられる獣魂の見積もり価格だった。
韓森は銀血の三叉槍の価格を見て、思わず苦笑いして言った。「2億3000万?これは買えないな」
彼が現在持っている財産を全部合わせても6000万ちょっとで、あとは3台の戰甲があるだけだった。そのうち、シルバーキラーと青いバージョンの銀殺TSは、韓森は売るつもりがなかった。残りの1台の銀殺TSを売っても、7、8000万くらいにしかならず、合わせても銀血の三叉槍を買うには足りなかった。
「見積もり価格が高いのは、今回は神の天子という星宇グループの御曹司もいるからです。以前よりも価格が少し高くなっています」と皇甫瓶晴は笑って言った。「もしこうはいが本当に欲しいなら、先輩の私が権限を使って、内部価格を提供できます。1億8000万で、この銀血の三叉槍をあなたに渡します」
韓森は今日初めて、これらの獣魂ビジネスに携わる人々がいかに黒いか、そして神血の獣魂の価値がどれほどのものかを知った。
自分の身につけている神血の獣魂を全て売ったら、一瞬で大金持ちになれるだろうと考えた。
韓森が黙っているのを見て、皇甫瓶晴はまた笑みを浮かべて言った。「もしこうはいの手持ちが厳しいなら、先輩の私にもう一つ提案があります。1円も払わずにこの銀血の三叉槍を手に入れる方法です」
「どんな提案ですか?」韓森は少し意外そうに皇甫瓶晴を見た。