第157章 全てを打ち砕く

華麗な殺戮の饗宴が始まったばかりだ。

シルバーキラーが銀色の光を放ちながら高速で動き回り、その後ろを追うデストロイヤー号の強力な火力が、狂ったように轟音を上げて戦甲を次々と爆破していく。空中に散らばる戦甲の破片と飛び交う砲火を見ていると、心が震えるほどだった。

乱雑な火力がシルバーキラーに向かって猛烈に撃ち込まれるが、シルバーキラーはまるで神の視点を持っているかのように、あらゆる砲火の軌道を予知していたかのように、その漫天の砲火の中を左右に素早く動き回り、全ての攻撃をかわしながら、驚異的な速度で敵の戦甲群に接近していく。

「撃て!撃て!あいつを近づけるな!」

「くそ、乱射するな!お前らバカか?」

「みんな俺の指示に従え!」

「あの野郎を殺せ!」

「くそ、俺の指示に従えって言ってるだろ!」

韓森は妖精女王の変身により、周囲のすべての戦甲と彼らの銃砲の動きを完全に把握することができた。シルバーキラーの強力な推進力と韓森の恐るべき操縦能力により、すべての攻撃軌道を回避することができたのだ。

いや、正確に言えば、韓森は意図的に砲火を誘導し、彼が望む位置に集中させていたのだ。彼は意図的に火力の集中する領域をコントロールしていたのだ。

もし相手が本物の軍隊で、本物の指揮官がいたなら、韓森とシルバーキラーはとっくに何度も粉々にされていただろう。

しかし幸運なことに、相手はただの寄せ集めの集団で、本当の戦争経験のない軍事学校の新米学生たちだった。しかも同じ部隊の者たちではなく、多くは協力した経験すらなかった。

ドン!

ついにデストロイヤー号が撃破された。王萌萌の操縦レベルはあまりにも低く、デストロイヤー号をその場に固定して全力で射撃するしかできず、しかも使用していたのは自動射撃システムだった。

しかし、韓森にとってはそれで十分だった。デストロイヤー号が撃破された瞬間、韓森は最も近い戦甲群まで10メートル以内に迫っていた。

ドン!

パーティクルブラスターから光弾のような砲弾が発射され、一台の戦甲の機能伝達中枢を直撃し、即座にその戦甲の移動能力を奪った。