「韓森君、今すぐに『大陰陽磁力砲』の修練を始めてほしい……」白弈山は焦りながら言った。
「白教授、一つ質問があります。なぜ直接、進化者や超越者に修練させないのですか?」韓森は白弈山を見つめながら尋ねた。
「進化者に修練させることも考えたが、『大陰陽磁力砲』は古武殘本『陰陽魔經』を基に改良したものだ。『陰陽魔經』には修行者への要件があり、修行者の年齢が二十歳を超えてはいけないという制限がある。私が大幅に改良を加えたとはいえ、『大陰陽磁力砲』はこの制限から逃れることができなかった。二十歳以上の者が『大陰陽磁力砲』を修練しても、進展は極めて遅く、十年かけても若者の数ヶ月の修練に及ばないのだ」白弈山は溜息をつきながら説明した。
「つまり、私は二十歳以下の中で、『大陰陽磁力砲』の修練に最も適している人物ということですか?」韓森は白弈山に尋ねた。
「私が出会った若者の中では、確かに君が最適任だ。そうでなければ、このような方法で『大陰陽磁力砲』を学ばせようとはしなかった」白弈山は頷いた。
「今や私があなたの唯一の選択肢というわけですね?」韓森は更に問いかけた。
「そうだ。今から他の人を探そうとしても、もう遅い。『大陰陽磁力砲』が埋もれてしまうのを防ぐため、君の助けが必要なんだ……」
白弈山の言葉が終わらないうちに、韓森は目を輝かせながら遮って尋ねた。「では、白教授は私に何を提供してくれるのですか?」
「何だって?」白弈山は一瞬戸惑った。
「報酬のことです。『大陰陽磁力砲』が禁断の技に指定されているということは、それだけ危険だということ。私がこんな危険な仕事をするのですから、然るべき報酬が必要です。白教授、そう思いませんか?」韓森は白弈山を見つめながら、にこやかに言った。
白弈山は一瞬呆然とした。こんな若者は初めてだった。これまでは彼が人に頼む必要すらなく、むしろ人々が彼の研究した新武学を学びたがっていたのだ。
「もっともだ。報酬が必要なら支払おう。いくら欲しい?」白弈山は今や『大陰陽磁力砲』を保存するためなら、そこまで細かいことは気にしたくなかった。
「S級聖堂カード百枚です」韓森は直接答えた。
白弈山は目を見開き、口を大きく開けたまま、まるで気違いを見るように韓森を見つめた。こんなに大胆な要求をする若者は見たことがなかった。