「これについて、なぜ調べなかったの?」高宮美咲はJ-KINGに追及した。「まあ、大したことじゃないけど、海輝がそんなに多くのリソースと情報を握っているなんて、予想外だけど納得もできるわね」
「それも墨野宙が他の人と違うところよ。彼に忠実な人は、自分のプライバシーを握られても平気で、むしろ守られているような安心感を感じるの」
「でもあなたは、それを脅迫に使うだけ...そこが違いよ」言い終わると、高宮美咲は立ち上がり、去り際にJ-KINGに投げキスのポーズをとった。「権力奪取、成功を祈るわ。あまりひどい死に方にならないといいわね!」
「そうそう、ある人たちは、同じ権利と地位を与えられれば大きな仕事ができると思っているけど、最後には事実が証明するわ。人は自分の立場をわきまえるべきよ!」