第271章 心から納得

「サモナーズリフトへようこそ。敵軍が到着するまであと30秒、彼らを粉砕せよ!」

馴染みのある声が響き渡ると、渡辺秋の瞳が鋭く光り、全身から放つオーラが一変した。

しかし、マウスを握る手のひらには汗が滲んでいた。

渡辺秋は装備を購入し、新しいスキルを習得したが、すぐには出撃せず、泉の中で待機することにした。

鈴木月瑠は左手をキーボードに置き、右手でマウスを操作して艾希を動かした。装備ショップを一瞥し、習慣的に数個のアイテムを購入してミッドレーンへ向かった。

しかし、アンニの姿は見えなかった。

相手が見えないため、鈴木月瑠は動くのも面倒になり、手を空けてケーキを口に運んだ。

皆:「???」

結局、あなたは食べ物目当てで来ただけで、試合に集中する気はないのか?

鈴木月瑠は数口でケーキを平らげ、次は叔母さんにもっとたくさんこのケーキを買ってもらおうと考えていた。本当に美味しくて、一つ食べたらもう一つ食べたくなる。