「サモナーズリフトへようこそ。敵軍が到着するまであと30秒、彼らを粉砕せよ!」
馴染みのある声が響き渡ると、渡辺秋の瞳が鋭く光り、全身から放つオーラが一変した。
しかし、マウスを握る手のひらには汗が滲んでいた。
渡辺秋は装備を購入し、新しいスキルを習得したが、すぐには出撃せず、泉の中で待機することにした。
鈴木月瑠は左手をキーボードに置き、右手でマウスを操作して艾希を動かした。装備ショップを一瞥し、習慣的に数個のアイテムを購入してミッドレーンへ向かった。
しかし、アンニの姿は見えなかった。
相手が見えないため、鈴木月瑠は動くのも面倒になり、手を空けてケーキを口に運んだ。
皆:「???」
結局、あなたは食べ物目当てで来ただけで、試合に集中する気はないのか?
鈴木月瑠は数口でケーキを平らげ、次は叔母さんにもっとたくさんこのケーキを買ってもらおうと考えていた。本当に美味しくて、一つ食べたらもう一つ食べたくなる。