第409章 ジュエリーデザインコンテストに参加

秋山明弘は急いで言った。「よく考えてみて。」

海鈴は記憶力がとても良かったので、見覚えがあると言うからには、きっとどこかで一度会ったことがあるはずだ。

もし沙織の家族が祖父の手がかりを持っているなら、どんなに困難でも、試してみる価値がある。

高倉海鈴は少し考えてから、「たぶんフランスのファッションショーだと思います。私は山内正の身分で出席していて、そこで沙織に会ったはずです。あのショーに参加できたのは、国際的に有名なデザイナーか名門家族だけでしたから。」

「フランスの高級ファッションブランドの家族を調べてみて。沙織の家族はそのうちの一つかもしれない。」

秋山明弘は承諾しながら、突然何かを思い出したように「そうそう、もう一つ。数日後に東京でジュエリー展があるけど、行きたい?」