第36章 交換会(推薦求む)

「なに?宗符術師が……こんなに突然に?」

方夕は驚愕の表情を浮かべた。

宗悟は、彼がいつも符籙を買いに行く宗符術師だった。もちろん、方夕が思い浮かべたのは、あの豊満な体型で、さらに激しい気性の道侶である陸芝のことだった。

「ああ!」

彼は陳平を見て、相手が少し喜色を浮かべながらも必死に抑えている理由が分かった。

「はぁ……陸道友は愛する人を失ったのだから、私がしっかり慰めに行かねばならない。ただ……今、宗師を弔問するのに、霊石が手元にないのだが」陳平は方夕を見つめ、その眼差しには借金取り立ての意図が含まれていた。

幸い方夕は借金を返しに来ていたので、すぐに五個の霊石を取り出した。「先月は陳兄と狄道友、九玄道友に助けていただき、ここに五個の霊石があります。陳兄、どうか二人の道友に私の分も返してください……」

「もちろんだとも!」

陳平は霊石を手に入れると、急いで贈り物を買いに走り、未亡人を慰めに行く準備を始めた。

方夕は憂鬱な気分になった。

彼は破禁符のことを言い出す機会すらなかった。この色に目がくらんだ不実な友を心の中で非難するしかなかった。

……

宗符術師は裕福で、青竹山市場内に専用の洞府を借りていた。

一歩中に入ると、方夕はすぐに純粋な靈氣が押し寄せてくるのを感じ、密かに感慨深く思った。'これが一階霊脈の洞府というものか。もし私にこれほど濃密で純粋な靈氣があれば修練の助けになり、おそらく長春訣の功法をとっくに三層頂峰まで修練し、練氣期中期への突破を試みることができただろうに。'

南荒修仙界では霊脈も数階に分けられ、それぞれ練気期、築基期などの境地に対応している。

一階霊脈は、練気期修行者の必要を大体満たすことができる程度だ。

二階霊脈は、築基期高段階修行者の打座修練に供することができる。

青竹山には一条の一階霊脈があり、普段は陣法で封じられ、市場内部での使用のみに供給されている。

方夕のような無所属修行者の霊農は、市場の陣法の外で、霊脈の余気を少し享受するだけで、かろうじて格付けされない霊脈で修練していると言える。

効果で言えば、凡俗よりもほんの少し良い程度に過ぎない。

「九玄道友、狄道友!」

洞府に入ると、方夕は二人の知人を見かけた。