半月後。
龍門閣。
方夕は少し憂鬱そうに中から出てきた。
彼は破階丹藥を購入しようとしてきたのだ。
今や、彼の長春訣の修為は練氣期四段の巔峰に達していたが、なかなか突破できずにいた。
さらに、かつての木元丹でさえ、境地突破の刺激効果を失っていた。
方夕は自然と他の破階丹藥の購入を考えた。
龍門閣で彼を応対したのは、相変わらず鐘萬谷だった。
この鐘家の修行者は方夕のことを認識していなかったが、方夕の説明を聞いて、かなり困った様子を見せた。
そもそも、修行者の境地突破を助ける丹藥は非常に稀少なのだ。
特に木元丹が効かない状況では。
この時、鐘萬谷は二つの方法を提示した。一つ目は修行者自身の力に頼り、座禅修練や闘法による悟りを通じて、自力で境地を突破すること。
二つ目の方法は、「紫木丹」を購入することだ!
この種の丹藥は練氣期中期修行者が練気期後期への境地突破を助け、成功率はかなり高いとされている。
練氣期四段の突破に使うのは、大材小用すぎる。
また、一度服用すると、その後再び服用しても効果は大幅に低下するという。
方夕は内心では裕福だったが、表向きは愚かで大胆な振りをして価格を尋ねた。
すると鐘萬谷は、この種の破階丹藥は非常に貴重で、鐘家でさえ極めて珍重されているという。
龍門閣にも在庫はない。
ただし、毎年寶船商區で開催される競売会では一、二個は出品されるが、価格は……
「二、三百個の霊石は下らない……」
「霊石があったとしても、この身分では出せないし……そもそも買えもしないのだが……」
方夕は仕方なく、しょんぼりと龍門閣を後にした。
たとえ霊石があっても、欲しい物が買えない時があるというのは最悪の状況だ。
「仕方ない……朽木老道のところに行ってみるか。」
彼は心中で嘆息しながら、茶楼へと向かった。
「方道友、老道は待っておりました!」
朽木老道は方夕を見るなり、にこやかに立ち上がって出迎えた:「いつも通り?」
「ええ!」
方夕は個室を取り、朽木老道が伝音符を出すのを見守った。
二人が半刻ほど座っていると、個室の扉が開き、青色法衣を身につけ、烏木の冠を被った、五十歳ほどの威厳のある顔立ちの老道が入ってきた:「帰葉、二位の道友にご挨拶申し上げます!」