第37章 今日、師匠が腕前を見せよう(追読希望)

李玄は椅子に座り、一見悠然としているように見えたが、心の中では少し憂いを抱えていた。

これほど長い時間が経っているのに、許炎はまだ降龍掌を修得できていない。自分が編み出した理論が漠然としすぎていて、悟りにくいのだろうか?

「焦る必要はない。進歩が見られるということは、まだ希望があるということだ」

李玄は心の中で自分を慰めた。

「たとえ降龍掌が修得できなくても、修行レベルが上がり続けて、先天境まで到達できれば十分だ。最悪の場合は、降龍掌の天賦がないと言えばいい。

「剣道を教えようか?

「それなら比較的修得しやすいだろう?許炎は剣道の方が天賦があるかもしれない?」

李玄は心の中で、許炎に剣道を伝授するならどのように編み出すべきか考えていた。

許炎はいつも宝剣を帯びているということは、剣法に興味があるということだろう。つまり、剣道の天賦は比較的高いはずだ。

どのように剣道を教えるか、これが問題だ。

結局のところ、剣技や剣法など、李玄は何も知らないので、適当に考えるしかない。

どのように剣道の理論体系を編み出せば、許炎が悟れるようになるか、それが問題の核心だ。

「もう少し待ってみよう。ひょっとしたらいつか、霊光が差して、降龍掌を修得できるかもしれない」

李玄は精神を集中させ、あの金光を探ろうとしたが、またしても何も得られなかった。

「この黄金の指は、一体どうなっているんだ?受動的にしか現れないのか?」

体を横に向け、より楽な姿勢で横たわった。

本来なら、今回許炎が戻ってきた後で引っ越すつもりだった。

しかし、許炎に武技を伝授することになったため、この小さな村に住み続けることになった。

「お前の弟子が編み出した降龍掌に入門すれば、お前の降龍掌は大成し、同じ境地の者の十倍の威力を持つ」

突然、金光が現れた。

轟!

李玄の脳裏に降龍掌の真意が浮かび、瞬時に大成の境地に達し、同じ境地の者の十倍の威力を得た。

その瞬間、眼前に十八匹の百丈の巨龍が咆哮しながら渦巻く光景が浮かんだ!

「なんてこった!

「弟子がやってくれたな、本当に修得できたとは!」

李玄は興奮を抑えきれなかった。

椅子から飛び上がり、すぐに小村を出た。