李玄は大日金鐘罩の功法を草稿に書き、慎重に確認し、功法の理論が実行可能であることを確認して、功法を心に刻んだ。
手に気血が漲り、草稿は瞬時に灰燼と化した。
孟衝に伝える功法はすでに編み上げられており、あとは弟子の孟衝に伝え、彼が悟りを得るのを待つだけだ。
翌日。
夜明け前、庭の空き地から武術の稽古の音が聞こえてきた。
孟衝は大刀を手に威風堂々と振り回し、光り輝く禿頭が光を反射していた。
李玄は黙って頷いた。二番目の弟子も許炎と同様、刻苦勤勉な者だ。このような弟子がいれば、自分が強くならぬはずがあろうか。
「弟子よ、こちらへ」
李玄は椅子に腰を下ろした。
「師匠!」
孟衝は功を収め、刀を地面に突き立て、興奮した様子で歩み寄り、恭しく礼をした。
「今日、わしは汝に武道の法を伝授する」
李玄は厳かな表情で一字一句丁寧に語った。「わしが汝に伝える武道は、汝が学んできた江湖の武術とは異なる。それらは凡俗の拳法に過ぎぬ。
「わしの武道は、山を動かし海を埋め、拳で虚空を砕くことさえ容易いのだ。
「武道に限りはない。しかし武道の修練も基礎から始めねばならぬ。武道の第一の境地は、気血境という……」
李玄が語り進めるうち、掌を上げると、たちまち一筋の気が天を突き、空高く激しく立ち上った。
気の威圧を抑えていたとはいえ、この至近距離で孟衝は、この気血に秘められた恐るべき威力を感じ取ることができた。
彼は目を見開き、興奮を抑えきれない様子で、眼差しに狂熱の色を浮かべた。
武道!
これこそが武道なのだ!
最初の境地である気血境だけでもこれほどまでに恐ろしい!
李玄は気血を収めると、続けて言った。「武道修練は皮錬級、骨錬級、臟腑錬成から始まる。これが根本であり、基礎だ。
「基礎を固めてこそ、武道の道は遠くまで進める。千里の道も一歩から始まるということを心に留めておけ」
李玄は再び手を上げ、気血を掌に凝集させ、孟衝の肩を掴み、腕や太腿に触れた。
「弟子よ、汝の天賦は体格にある。骨格が優れており、肉体の道に最適だ。故にわしは今日、汝に肉体の道の基礎となる功法、大日金鐘罩を伝授する……」
孟衝は興奮して光り輝く頭を撫で、「すべて師匠のご指示に従います!」と言った。