第0121章 林逸は神医

「いいえ……」

關學民は首を振って言った。「漢方医学は本当に奥が深いですね。今日は勉強になりました。ごく普通の薬を組み合わせただけなのに、こんな素晴らしい効果が…薬理作用はまだ分かりませんが、効果があるということは、この処方が本物だということですね!」

「では安心して服用できるということですか?」

楊懷軍は以前、何の躊躇もなく薬を飲んでいたが、それは林逸への信頼があったからだ。

戦場で自分の背中を預けられる人なら、信頼できないことなどあるはずがない。彼が自分を害するわけがないのだから。

しかし今、關學民から処方箋についての肯定的な評価を聞いて、楊懷軍は非常に驚いた。關學民までそう言うということは、この処方箋の素晴らしさを証明している。

「もちろんです!この処方箋を書いた人は、きっと漢方界の大家でしょうね…」