実際、この数日間陣符について議論している時、彼はすでに相手にこの方面のことについて教えを請うていた。王鼎天も隠し立てせず、林逸に完全な特別講義をしてくれたと言える。
そうでなければ、林逸も我慢できず、彼とこんなに長く議論することはできなかっただろう。
韓靜靜が拡大処理した写真を持ってきた。王鼎天は体が弱っているにもかかわらず、すぐに興奮状態になり、写真を手に取って周りを気にせず研究し始めた。
林逸には分かった。この王家當主は本当に紛れもない陣符マニアで、陣符と比べれば、他のことは全て些細なことだった。
しばらくして、王鼎天はようやく頭を上げた。
林逸は急いで尋ねた。「どうですか?」
「この導向陣符は非常に珍しい。それが指し示す座標は...並大抵のものではない。」
王鼎天は思案げに眉をひそめた。「具体的にどこかは今はまだ言えない。座標ガイドを調べる必要がある。」
「それでは王家主にお手数をおかけします。」
林逸も相手に遠慮せず、韓靜靜に二言三言言い付けた後、直ちに王鼎天と王詩情と共に出発した。
唐韻の行方に関わることなので、彼は今一刻も待ちたくなかった。一刻余計に待てば、唐韻も一刻余計に危険にさらされるかもしれない。
転送を経て、三人はすぐに王家に到着した。
林逸は以前の教訓から、王家のこの連中はみな大人しくなっているはずだと思っていたが、今や歌舞の宴が賑やかに繰り広げられ、王鼎海さえも再び解放され、人々に囲まれて中央に座っていた。
仕事となると、この王家の子弟たちはあまり役に立たないが、享楽となると、とても上手だった。特に女性に関しては、想像できるものもできないものも、様々な趣向を凝らし、まさに三観を刷新するほどだった。
以前に何度か来ていなければ、林逸はこれが千年の伝統を持つ古い名家だとは絶対に思わなかっただろう。むしろ俗世界の高級クラブ、天上人間のようだった。
酒が進み、耳が熱くなる中、ある傍系の子弟が王鼎海に話を振った。「海おじさん、三長老が前に玄級陣符をくださったじゃないですか。それを出して私たち後輩に見せてくださいませんか?」
「何を言っているんだ!どうして三長老と呼ぶんだ、あれは現在の當主だぞ、分かるか?」
すぐに誰かが態度を装って反論した。