第39章 混沌青蓮剣経

瞬く間に。

七日が経過した。

一昨日の夜、天啓宗十二峰で大事件が起きた。

まるで前もって計画されていたかのように、十二峰の長老たちが次々と出手し、雷のような勢いで、数十年もの間潜伏していた多くの妖修たちを一夜のうちに血祭りにあげた。

その中で。

潜入していた妖修の中で、最も地位の高い者は真伝長老にまで上り詰めており、その修為は'元嬰境界'を超えていた。

その夜は。

まさに戦乱の連続だった。

天啓宗の上空の雲層の中は戦場と化し、無数の雷光が閃き、まるで空間そのものが引き裂かれたかのようだった。

そして。

その戦いの中で。

天啓宗宗主'楊厲'が姿を現した。彼は単身で'妖庭'に赴き、'妖庭'の九霄の上に座し、無敵の威勢で全てを鎮圧し、'妖庭'を屈服させ、一人の妖修すら天啓宗に救援に向かわせることができず、潜入していた妖修たちが殲滅されるのを見守ることしかできなかった。

言わば。

この事件は南域全体を震撼させた。

明らかに。

蘇子旭の計画は成功した。彼は捜魂術法を使って、その妖修の魂の記憶から多くの情報を得た。

最も重要なのは。

その妖修自身の身分も並々ならぬものだった。

青雲峰。

外門弟子院内。

「聞いたか?一昨日の夜に起きたことを。あんなにも多くの妖修が天啓宗に潜入していたなんて。でも我らが天啓宗の方が強かった。たった一晩で全ての妖修を血祭りにあげたんだ。」

「特に宗主様は素晴らしかった。たった一人で'妖庭'に乗り込み、妖庭全体を震撼させた。まさに現世無敵と呼ぶべきだ!」

「その通り、その通り。」

「もう一つ大きな出来事がある。青雲峰にまた一人の真傳弟子が加わった。しかも雑役弟子から直接真傳弟子に昇進したんだ。天賦の才能を持つ者だ。」

「もちろん知っている。齊真傳のことだろう。齊真傳は馮老に師事し、まだ築基していないとはいえ、その身分は我々とは比べものにならない。」

「齊真傳は今では青雲峰には住んでいない。青雲峰の西北十里の位置にある'落雲峰'に独立した洞府を持っているんだ。」

多くの外門弟子たちが、この期間に起きた出来事について議論を交わしていた。

「それと昨日、曹金秀が懸賞令を出した。一昨日の夜に、彼の一人っ子の弟'曹雲海'が殺された。凄惨な死に方で、首を斬られていたそうだ。」