「師叔様にご挨拶申し上げます」
元鳳は既に山に上がっていた。彼女は非常に愛らしく齊明に礼をし、黒白のはっきりした大きな瞳で齊明を一瞥すると、実は心の中で多くのことを考えていた。
これほど長い時間の付き合いを経て。
元鳳は目の前のこの師叔様は何もかも素晴らしいと感じていた。性格が良く、修為が高く、容姿が端麗で、話し方も優しく、ちょっとした指導で自分を悟りへと導いてくれた。
唯一の欠点は。
極度の引きこもりということだった。
もう一年になるのに。
師叔様は一歩も山を下りていない。
閉関修練なら理解できる。
確かに。
修行者は修練の度に、修為が高まるほど閉関の時間も長くなり、高深な境地に至れば、一度の閉関で十数年から百年以上かかることもありうる。
しかし。
彼女が師叔様を訪ねる度に、師叔様はいつも暇そうに花を愛で月を眺めているだけで、閉関修練している様子など全く見られなかった。
明らかに山に引きこもって下りようとしないだけだった。
「修練もせずに、また来たのか?」
齊明が言った。
「師叔様」
元鳳はにこにこしながら言った。「最近新しい調理法を覚えまして、師叔様が落雲峰で一人でいらっしゃるのはさぞかし退屈だろうと思い、特別に師叔様の退屈を紛らわせに参りました」
「退屈を紛らわす必要はない。まずはお前が覚えた調理法を見せてもらおうか」
齊明は促した。
「はい、はい」
元鳳は素早く頷いた。
そして。
彼女は収納袋から次々と調理器具を取り出し、齊明の目の前で調理を始めた。使用する食材は香り高く美味な'玉鳳鷄'で、それに霊力を帯びた特別な調味料を加え、'霊調理師'の調理法で、食材は彼女の手の中で上下に舞った。
しばらくすると。
齊明は人を魅了する香りを嗅ぎ取った。
明らかに。
齊明は落雲峰に留まり続け、基本的に外出せず、血煞鬼王様や霍長青たちとも交流できず、さらに'玄界'には地球上のような娯楽もない。
そのため。
齊明は毎日かなり退屈していた。
時には。
齊明は退屈のあまり空を見つめて呆然としていることもあった。
最初の頃は。
元鳳が落雲峰に来る度に、齊明もそれほど拒否はせず、話し相手が欲しかったのだろう。元鳳の口から青雲峰の弟子たちの様子を聞くことができ、それなりに時間を潰せた。
ある時まで。