第102章 上古洞天、求道門

齊明の心の中では実に困惑していた。何が「奇跡」だというのか?傀儡選別で一位を取っただけで「奇跡」と呼ばれるのか?

大げさすぎるだろう。

はぁ!

しかし。

彼もこんな些細なことにこだわるつもりはなかった。

「おめでとう、齊師弟」

唐彬順は複雑な眼差しで見つめた。彼は当初、齊明の修為が低く、結丹後期に過ぎないため、範仲のように傀儡選別を通過できないだろうと思っていた。

しかし予想外にも。

齊明は傀儡選別で極めて優秀な成績を収め、その場にいた全員の予想を超えて、選別を通過しただけでなく、一位を獲得したのだ。

それに比べて。

唐彬順の成績は平凡なものだった。彼のランキングは五十八位で、トップ10からはほど遠く、齊明とは比べものにならなかった。

差は大きかった。

青雲浮空殿にて。

「見る目を誤った、わしは本当に見る目を誤ったよ」

馮子牧は再び感慨深げに言った。「唐彬順が今回の真伝大会で頭角を現すと思っていたのに、齊明は第一回選別すら通過できないかもしれないと思っていた」

「しかし現実は我々を驚かせた」

「齊明の成績は本当に予想外だった」

「その通りです」

赤霄は頷きながら、深く同意して言った。「この齊明は、真伝弟子になってからの時間は短いが、その天賦は驚くべきものがある。今回の成績は申し分ない」

「はっはっは……」

苗宏劍は大笑いしながら言った。「さすがは本峰主が目をつけた真伝弟子だ。確かに並外れている。『混沌青蓮剣經』を修得できる超級の天才は、常識では測れないものだ。齊明がいれば、我々青雲峰は今回の真伝大会で名を轟かせることができる。そうなれば、宗門の資源も我々青雲峰に傾くことだろう」

「これは良いことだ、実に良いことだ!」

「その通りその通り」

「峰主のおっしゃる通りです」

「……」

玉金、王さまなど多くの真伝長老たちも頻りに頷いていた。

その時。

「天啟宗真傳大比宮殿」の広場にて。

「傀儡選別を通過できなかった真伝弟子は全員こちらへ」

青龍真人が言った。

「はい」

「承知しました」

「……」

二百十八名の真伝弟子が青龍真人の指示に従って集まった。

「では私は先に行きます」