滝のほとりで、曹雁雪と萧樱雪の二人が座禅を組んでいた。
萧塵は霊狐の血で調合した二つの「極意丹」を取り出し、二人の女性にそれぞれ服用させた。
極意丹は人の資質を永久に高める効果があり、一度きりの効果ではあるが、非常に貴重な霊丹である。
修真界では、このような丹藥は滅多に手に入らないものだった。それを調合できる者がほとんどいないからだ。
「雁雪、樱雪、お前たち二人は六道真武の継承者だ。雁雪は剣道、樱雪は刀道を受け継ぐ者として、修練する功法は異なるものとなる!」
「剣道の功法はすでに雁雪に伝えた。今から刀道の功法を樱雪に授ける!」
言葉が落ちるや否や、萧塵は気を凝らして指を一本立て、萧樱雪の額に触れた。
瞬時に、完全な功法の情報が直接萧樱雪の脳内に流れ込み、彼女は初めて驚きの表情を見せた。